< 原因 >
溶連菌(A群 β溶血性連鎖球菌)という名の細菌が,のどにつ いて起きる病気です.
< 症状 >
潜伏期間は2〜3日.
発熱:高熱は数日間.抗生物質を飲めば翌日には解熱します.
扁桃腺や,咽頭が赤く腫れのどの痛みが強くなります.
イチゴ舌:舌がイチゴのように赤く腫れ,ぶつぶつした状態になります.
発疹:無治療で放置しておくと全身に赤い細かい発疹が見られます.このような状態を”猩紅熱”と呼びます.1週間くらいたってから手足の皮膚がむけることも有ります.
<合併症>
きっちり治療しなかった場合、以上の症状がおさまってから,急性腎炎やリウマチ熱(心臓病)が起きることが有ります.またきわめて希ですが最近では手足が腐って死に至る病気もみられます。ですが薬(抗生物質)をしっかり飲んでいれば大丈夫です.

<その他注意事項 >
3〜4日間は人にうつす恐れがありますので,集団生活はお休みしてください.特に家庭内感染しやすいので調子の悪い人は受診して下さい.
薬は最低でも1週間以上飲む必要が有ります.
一回かかった人でも,何回もかかることがあります.
4〜5日間薬を飲んだ後,治っているか喉を見ます.また尿検査もしておく必要がありますので,指定された日に必ず来院して下さい.学校,幼稚園,保育園に治癒証明の用紙が置いて有りますので,次回来院時持参して下さい.
治療終了後も再感染していることが有ります.喉の痛みや,発熱が再びみられたときは来院して下い.

A群β 溶連菌感染症